Word・Excel・PowerPointなどOfficeアプリケーションのサブスク「Microsoft 365(Office 365)」は個人版とファミリー版のプランが用意されている。日本でFamilyプランが導入されたのは2022年7月と、比較的最近だ。
Personalは年額14,900円。
それに対してFamilyは年額21,000円で、最大6人で共有できる。Personalと同様に、1人につき1TBのOneDriveストレージが使えるし、1人につき5台のデバイスで使うことができる。
(プランの詳細はこちら)
Familyプランは「最大6人で共有」となっているので、Familyプランを契約した人のアカウントから、他のMicrosoftアカウントを招待するという仕組みになっている。1つのアカウントを家族など複数の人で使い回すというわけではない。
新たに夫婦や家族でOfficeを使いたいとなった場合、Personalプランを新たに契約するより、Familyプランのほうが安くなる。とはいえ、サブスクなので更新タイミングというものがある。今回、Personalの残りの契約期間があるなかで、Familyへ移行してみた。いま使っているPersonalプランの残りの期間はどうなるのだろう?
Microsoftのサポートを調べてみると、このような記載が見つかった。
The remaining days on your current subscription will automatically convert and get added to your new subscription. The exact number of days will depend on what subscription you’re moving from and what you’re moving to.
Switch between Microsoft 365 subscriptions
移行した時点で新しいプランに切り替わるが、その際に既存プランの残りの契約期間は、移行先に応じて換算された日数が追加されるという説明だ。この換算比率は、PersonalプランからFamilyプランにアップグレードした場合、おおむね85パーセント程度のようだ。
プランを移行した日に、「新規購入したプランの契約期間(1年)+既存プランの残存期間を換算した日数」を足したものが新しいプランの有効期限(更新日)となるわけだ。
今回は2月28日に、10月4日までPersonalの契約期間が残っている状態で、Familyプランのプロダクトキーを購入・登録した。新しいキーを登録しようとすると、変更後のプランの有効期限が表示される。新しい契約期間は、Personalプランのまま10月4日が更新日となるところ、Familyプランにアップグレードすることで約1か月ほど短くなった。
残りの契約期間を“実質維持”したままでプランを移行するには…
上位プランに変更するわけなので、当然使える期間は減ってしまうのだが、Microsoft 365の場合「自動更新をオンにすると契約期間を1か月ボーナスであげますよ」となっていることが多い。そこでこのオプションを適用すると、Personalの残り日数をFamilyプランとしてほぼ丸々移行するような結果になった。
Microsoft 365のプロダクトキーはAmazonなどで定期的にセールされていることが多いので、自動更新よりはこうした安く買えたキーを登録していくほうがお得だろう。つまり、どこかのタイミングで自動更新をオフにすることを忘れないようにすれば、ちょっとだけお得にFamilyプランに移行できるというわけだ。